位置共有
位置共有について
Uovmcでは非常に高速、かつ必要最低限の通信で、ネットワーク越しの仲間の位置を共有することができます。
理論上はタイムラグは通信時間を除いて最大で
0.1秒0.05秒以内(*Version 0b5)なので、シビアな位置把握が必要なシーンでもほぼマス単位のリアルタイムな把握ができます。
メニューの「ネットワーク共有設定」から開くダイアログでは、ネットワーク上で位置を共有できる機能の設定と接続の開始等ができます。
共有マーカーの使い方
メニューから、「共有マーカーを送る」を選択すると、そのときのファセットの画面中央に共有マーカーが設定され、位置共有している全員が見ることができます。
誰かが「共有マーカーを停止」を選択すると、位置共有している全員の画面から共有マーカーは消えます。
共有マーカーが出ているときに「共有マーカーを送る」を選択すると上書きされます。
この共有マーカーのラインはPanicが優先されます。
位置共有で共有される情報
64bitハッシュキーによるユニークID、セルフネーム、プレイヤーのXYZとファセット、プレイヤーのセルフカラー、パニック状態の有無。デッド状態の有無。
○位置共有で、キーPを押すと、パニック宣言ができます。パニックは複数人が宣言できます。
パニック宣言がでると以下の表示が加わります。
・左上にだれがパニックを出しているかがリストアップ表示。(自分の場合はカッコで囲まれます)
・画面が赤線で囲われる。
・パニックを出している人までのラインが表示。
0b12 Rev.2 以降のバージョンでは、自動的に入るキャラ名などは共有されなくなりました。
自分を識別する名前は、セルフネーム指定で設定する必要があります。
ホストになる場合
位置共有は、ホスト側となるサーバーと、そこに接続するゲストの2種類で成立します。
まず、ホストになるために必要なのは、パスワードを入力し、ポートを決定する事です。
2つを決定したら、次はネットワークにルーター越しでつながっているかどうかで選択が変わります。
●使用しているIPが直接グローバルIPアドレスの場合
UPnPのチェックをオフにして開始を押します。
●ルーター等を使用している場合
UPnPをチェックし、開始を押します。
ただし、UPnPにアクセスできないエラーとなる場合は、接続を纏めているルーターがUPnPを受け付けていないため、ポート開放が行えません。
それでも利用する方法としては、手動でIPマスカレードテーブルを設定し、使用するポートを指定する必要がありますが、これはルーター毎にインターフェイスが違いますし、基本的にUPnPが使えるのを前提に作成したので割愛します。
エラーメッセージなく開始ができたら、ウィンドウ下部にある「コピー元」というテキストボックスに、接続するためのIP:ポート:パスワードをまとめたテキストが表示されるので、これをコピー。チャットやIRCなどで相手に伝えます。
ホスト側ですることは以上です。
ゲストになる場合
上記のホストを建てた人からコピーするトークン(接続に必要な文字列)をコピーペーストしてもらい、それをウィンドウ上部にある「コピー先」に入力し、接続を押します。
ゲスト側でする事は以上です。
トラブルシューティング
●「UPnPの制御にアクセスできませんでした。UPnPが使用できない可能性があります」と表示される。
ルーターが公共で管理されているものか、あるいはUPnPが有効になっていない可能性があります。
ルーターが自分で管理しているものなら、ルーターのマニュアルを見て、UPnPの設定をオンにする方法を探しましょう。
OSのサービスを確認し、「SSDP Discovery」と「UPnP Device Host」が開始されているか確認しましょう。
開くポートがネットワーク上の何かでアクセス中になっている場合は失敗します。どうしても失敗する場合はポートを変更してみましょう。
公共のルーターに接続していて使用できない場合はセキュリティ上できなくされています。他の人にサーバーになってもらいましょう。
●「UPnPの不明なエラーです。時間経過で解決しない場合はルーターを再起動すると直る場合があります」と表示される。
大抵の場合はルーターの再起動で直ります。
それでも直らない場合は色々な理由が考えられますが、PCやルーターを全部再起動して、ルーターのUPnP設定も確認してもできなかったら…別の人にホストになってもらいましょう。
●UPnPをオフにしてでてきたコピー元のテキストが「192.168.xxx.xxx」などのローカルアドレスである。
これは当然ながらローカルネットワーク内からしか接続できません。
UPnPをオンにして試してみて、それでもうまくいかない場合は別の人にホストになってもらいましょう。
それでもどうしてもホストになりたい場合はルーターでIPマスカレードの設定をしてUPnPをオフにして開始し、
「自分のグローバルIP:ポート番号:パスワード」を書き出して伝えましょう。