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CPUクロック

CPUのクロック(周波数)のデータは、基本的にカーネルドライバを経由して取得されます。

CPUクロックのデータの種類には、大きく分けて3つのパターンがあります。

① ドライバを用いずに取得する、CPUの周波数
② ドライバを用いて、CPUの倍率などから再計算した周波数 (可変クロックオプション)
③ AMD Ryzen Master 由来でのeffective clock ( AMD Ryzen Master ドライバを使用するルート)


1の内容は、一部の Intel のノートPCなどでは、周波数が上下するものが存在しますが、基本的に負荷の多寡により変化しません。
ドライバがどれも使用できない場合でも取得されますが、基本的に基礎スペックの周波数が誤差の範囲で出るだけ。と考えてよいです。
この内容が負荷により変動していたのは、一部のノート用CPUを除けば、64bitCPUが出た前後かそれより前の時代くらいのCPUまでとなります。
現在は Intel のCPUも AMD のCPUも、ここの値は最大値を常に示すものが殆どです。


2の内容は、1の結果にマルチプラーなどを用いて再計算を行うもので、PコアEコアが登場する以前の Intel CPUでは、大抵はおおよそ合っている内容になります。
大分古いロジックであるため、少なくとも Ryzen CPUでは実情とはかけ離れた内容となります。
また、 Ryzen CPU以外でも、メジャーな値ではないものを示す可能性があります。
このあたりは実機(対象となる物理的なCPUが搭載されたハードウェア)を持っている人がいないと、確認もテストもできない部分となります。


3の内容は、 AMD の Ryzen の仕様と、effective clockが何であるかの理解が必要となります。
まず、最近の AMD の Ryzen CPUは、そもそもアイドル状態でも実効クロックを下げません。
このあたりは電源オプションの設定やプロファイルにも影響されますが、OSやタスクマネージャーから見えている Ryzen CPUのクロック周波数は、ほぼ最大値を常に示します。
しかし、内部では周波数はそのままでも、計算を行う所と行わない所が存在し、稼働しているクロック数と、実質的に計算を行っているクロック数は大きく異なる。という仕様となっています。
この、実質的に動作している部分を示すクロック数の相当値を示すのが「effective clock」という名称で呼ばれるクロック数となります。

そのため、 AMD Ryzen Master ドライバを使用した状態では、タスクマネージャーなどのeffectiveではないクロック数と見比べると、全く異なる値を示しますが、これは Ryzen CPUの内部的な仕様の問題であるため、取得そのものができないケースや、ドライバ内の参照位置が、ドライバ側のバージョンアップにより変更されている場合を除き、 thilmera 内部の計算ミスではありません。
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