メモリブレイカー
この機能は使い方を誤ると大変危険な機能なので、利用の際は必ず読んでください。
この設定「メモリブレイカー」は、遠隔操作の仮想PC上にて、メモリが100%を超えるとシステムそのものが反応停止するという問題を強引に回避するための機能なので、通常のPCで使用してはいけません。
0b143で導入された機能です。
物理メモリの使用率が指定した%(50-100の間で指定)に達すると、プロセスの中で最もメモリを使用しているプロセスを強制終了します。
遠隔操作のWindowsが、メモリリークなどのトラブルにより、リモートデスクトップ接続を行うメモリ余剰を無くしてしまうといったケースに対し、肥大化したプロセスをブレイカーを落とすように止めることで、OS全体を停止させない目的などに利用できます。
Windows10のローカルPCでこの機能を使うことは恐らくデメリットしかないので、使用には注意して下さい。
プロセスのメモリ使用量のランキングは、トッププロセス系がオンの場合に、プロセスのWorkingSet値を基準に選定されます。
あくまでブレーカーは消費を抑えるクリーナーではなく、強制リミッターなので、対象となったアプリケーションは正常な終了時の処理がされません。使用の際はこのデメリットを熟考の上利用して下さい。
この強制終了はトッププロセス系の周期で実行され、指定%以下になるまで使用量の高い順に終了させます。
メモリ上に仮想ドライブを作成するRAMドライブなどとの併用は大変危険なため、可能な限り避けて下さい。
以下の実行ファイル名はスルー(終了対象外)されます。
・"explorer", "csrss", "smss", "services", "svchost", "winlogon", "dwm", "thilmera7", "thilmera7s"
・サービスとして稼働しているもの。
・thilmera がプロセス終了の権限がとれなかったもの。