オフライン専用版/フル機能版
オフライン専用版 - 7n (normal version)
オフライン専用版は、旧ノーマルバージョン(7n)が元で、2022年に完全フリーウェア化をした際、既存ユーザーがサービス登録のプログラム先としているケースがあって削除できなかったため、暫定措置として「オフライン専用版」として残っているものです。
2022年の完全フリーウェア化以降は、フル機能版(7s)を利用することを前提に設計しているので、このオフライン専用版は、アップデーターでショートカットを作成するモードで設置しなかった場合、直接オフライン専用として起動するには手動でショートカットを作る必要があります。
インストーラーは必ずショートカットを作成するので、手動での作成は不要です。
オフラインのパラメーターを渡さずに実行した場合、7sをコールしてそちらが実行されます。(この挙動は現状、望ましくないですが、フリーウェア化前後のユーザー移行の関係上こうなっています)
ただし、7s実行時にバージョン確認が取れないオフライン環境の場合、しばらくすると7nがコールされてそちらに実行が移動します。
フル機能版 - 7s(sPherTia version)
元々は、高額であるデジタル署名代の費用の軽減を目的として開始された、カンパ(支援)してくれた人に対する「カンパ優待版」というものでした。
当時(2011年)の日本では個人が寄付を受け取ることはできず、実質的には寄付という内容であっても、何らかの対価を提供するという体を取らねばならなかったため、カンパしてくれた人に対してライセンスキーを発行し、そのキーでのみ使用できる、「形式上の優待版」という位置づけでした。
ただ、長い年月が経つにつれて、ほぼ誤差でしかなかったノーマル版とカンパ優待版の機能の差が大きくなり、フリーウェアなのに「この機能が使いたかったら金を払え」のような形になってしまっている事が、開発の趣旨や目的からズレていました。
2011年当時との状況の変化を鑑みて、2021年の1月に完全フリーウェア化を発表し、2022年の1月に完全フリーウェア化したため、これ以降は標準が7nから7sに変わりました。
現在はこのバージョンが使われ、それ以外は例外。という設計になっています。
Q: フル版とオフライン版のどちらで起動しているか確認する方法は?
メインウィンドウの属性情報が有効の場合は、左に THILMERA 7 S と表示され、オフラインの場合は THILMERA 7 N と表示されます。
属性情報が有効ではない場合、オフライン版では、反転色で thilmera is offline と常に表示されます。
Q: 直接オフライン版(7n)を起動したい
インストーラーまたはアップデーターによりショートカットが作成されている場合は、末尾に(offline)がついているものから起動します。
ショートカットが生成されていない場合は、32bit環境ならば thilmera7.exe 。 AMD 64環境ならば thilmera7_64.exe 。ARM64環境ならば thilmera7_64arm.exe のショートカットを作成し、パラメーターに offline を追加してください。
これらの作業が必要な理由は、2022年に完全フリーウェア化をした際に、既存ユーザーがサービス登録のプログラムとしていて削除できなかったため、オフライン版として一応残してはいるものの、現在は7sが使用されることを前提に設計しているからです。
将来的にオフラインモードは7sに統合される予定です。